最終更新日:2024年6月10日
プログラミングの世界に足を踏み入れると、最初に出会うのがソースコードです。しかし、そのソースコードとは一体何なのでしょうか?この記事では、ソースコードの基本的な説明から、読みやすいコードの書き方についてまで解説します。
目次
プログラミングとソースコードの関係
コンピューターは、0 と 1 のみを理解するバイナリコードで動作します。しかし、人間が 0 と 1 の文字だけを使ってプログラミングすることは非常に困難です。そこで、人間が理解しやすい形式で書かれたプログラミング言語を使ってコンピューターに指示を出します。
ソースコードって何?
ソースコードとは、プログラミング言語を使って書かれたテキストです。コンピューターに実行させたい命令や処理の流れが記述されています。代表的なプログラミング言語として、Python や Java、C# などがあります。子ども向けのプログラミング言語では、スクラッチが有名です。
ソースコードのことを、単に「コード」と呼んだり、「プログラム」や「スクリプト」といっても問題ありません。
プログラミングって何?
プログラミングとは、コンピュータに対して特定のタスクを実行させるための命令を、プログラミング言語を使って記述することです。プログラマーは、プログラミングをすることによって「ソースコード」を完成させます。
コンパイルって何?
コンパイルとは、ソースコードをコンピュータが直接実行できる形式、つまりバイナリコードに変換するプロセスのことを指します。この変換はコンパイラと呼ばれる特殊なプログラムによって行われます。コンパイル形式の代表的なプログラミング言語に、Java や C# などがあります。
一方で、インタプリンタという形式のプログラミング言語もあります。Python や JavaScript、スクラッチなどです。インタプリンタ形式は、コンパイルを必要としません。そのため、上図の「コンパイル」をカッコでくくっています。
「優れたプログラマー」=「読みやすいコードを書ける人」
なぜ読みやすいコードが重要なの?
プログラミングにおいて、ソースコードの読みやすさは非常に重要です。なぜなら、読みやすいコードは他の開発者が理解しやすく、バグの発見や機能の追加が容易になるからです。また、長期的なメンテナンスの観点からも、読みやすいコードは時間と労力を節約することができます
読みやすいコードの特徴
読みやすいソースコードには以下のような特徴があります。
読みやすいコードの書き方のコツ(基本編)
コードの構造が視覚的にわかりやすい
プログラミングでは、コードの「見た目」が非常に重要です。インデントやスペースを適切に使用することで、プログラムは読みやすくなります。
例えばスクラッチの場合、大きなプログラムを作成しているとスクリプトが重なって見にくくなりやすいです(上図の左)。上図の右のようにスクリプトが重ならないようにし、コードは常に見やすい状態にしましょう。
変数や関数などの名前がわかりやすい
名前は、その変数や関数が何を意味しているか分かるようにつけましょう。例えば、ユーザーの年齢のための変数の場合、userAge といった名前が適切です。名前が少しぐらい長くなっても、分かりやすさを重視したほうがよいです。
アルファベット一文字(例:a、b、c)や一般的すぎる名前(no や age)は避けましょう。その変数にどんな意味があるのか、ソースコードの中身を読まないと分からなくなってしまいます。変数の意味が一目でわかる名前をつけることで、コードの理解が容易になります。
コメントが適切に使用されている
複雑なロジックや、なぜそのようなコードになったかを説明するコメントは非常に有効です。コメントを適切に使用することで、他の開発者がコードを理解しやすくなりますし、将来的に自分自身が見返した時にも役立ちます。
まとめ
この記事では、プログラミングのソースコードとその重要性について詳しく解説しました。ソースコードは、その書き方一つでプログラムの品質が大きく左右されます。特に、他の人が理解しやすいコードを書くことは、チームでの開発や後のメンテナンスにおいて非常に重要です。これらの知識を活用して、品質が高いコードを書くことができるようになりましょう。
スクラッチで品質が高いプログラムを書くためのヒントはこちらの記事が参考になります。
最終更新日:2024年6月10日
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最終更新日:2024年6月10日