目次
概要
ここでは、break 文について学習します。break 文を使うと、繰り返し処理中に、途中でループの外側({}ブロックの外側)に脱出することができます。
while 文と一緒に使われることが多いので、ここではその例を示します。
while( 繰り返しの条件 )
{
// 処理 A
if( 繰り返しを終える条件 )
{
break;
}
}
break 文を使った while 文の処理の流れは下図のようになります。
手順
STEP1:C# プログラム(ファイル)を追加する
こちらの記事を参考にして、コンソールアプリ(プロジェクト名:Lesson5)に C# プログラム(ファイル名:Lesson5_3)を追加します。
STEP2:プログラムを記述する
Lesson5_3.cs のプログラムを下記のように変更します。1 から順に数字を足していき、100 を超えたら足すのを止めたいと思います。
namespace Lesson5
{
public static class Lesson5_3
{
/// <summary>
/// (1). while 文(1 から順に数字を足していき、100 を超えたら終わり)
/// </summary>
public static void Text1()
{
Console.WriteLine("while 文(1 から順に数字を足していき、100 を超えたら終わり)");
int x = 1;
int sum = 0;
while(true)
{
Console.WriteLine(" {0} を足します。", x);
sum = sum + x;
Console.WriteLine(" 現在の合計は {0} です。", sum);
if(100 < sum)
{
break;
}
x++;
}
Console.WriteLine("--------------------------");
Console.WriteLine("1 から {0} までの和は {1} で、初めて 100 よりも大きくなります。", x, sum);
}
}
}
STEP3:プログラムを比較する
改めて、for 文と while 文を比較してみましょう。for 文は繰り返しの回数が分かっているとき、while 文は、繰り返しの回数が不明なとき(break 文とセットで使う)に使うといいと思います。
for 文(1から10までの和)
int sum = 0;
for (int i = 0; i < 11; i++)
{
Console.WriteLine(" {0} を足します。", i);
sum = sum + i;
Console.WriteLine(" 現在の合計は {0} です。", sum);
}
while 文(和が 100 を超えるまで)
int x = 1;
int sum = 0;
while(true)
{
Console.WriteLine(" {0} を足します。", x);
sum = sum + x;
Console.WriteLine(" 現在の合計は {0} です。", sum);
if(100 < sum)
{
break;
}
x++;
}
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次は、2重ループといって、少し難しい繰り返しの処理について学びます。