ゲーム業界について
世の中には多くのゲーム機が存在する
ゲームで遊ぶには、持っているゲーム機に対応するソフトを購入する必要があります
「マインクラフト」は様々なゲーム機でソフトが販売されています。もし、プレイステーションでもニンテンドースイッチでも遊びたい場合は、プレイステーション版とスイッチ版のそれぞれで「マインクラフト」を購入する必要があります。
多くのゲーム機が存在する理由
ソフトが売れるとゲーム機を販売している会社は、ソフト開発会社からロイヤリティ(使用料)を得ることができます
ニンテンドースイッチのソフトが 1 本売れると、任天堂に約 1,300 円のロイヤリティが入ると言われています
例:カプコンが販売した「モンスターハンターライズ」は世界で約 1300 万本売れています
⇒ 任天堂は 約 169 億円(1300 円 × 1300 万本)のロイヤリティを受け取っている計算になります
ゲーム機開発会社は、多くの人に自社のゲーム機を買ってもらい多くのソフトを販売したいと考えています。ゲーム機開発会社間で競争が生まれ、各社から高性能なゲーム機が次々に販売されています。特に、グラフィックスの進化は目覚ましいものがあります。
ソフト開発会社の苦労
ゲーム機(プラットフォーム)ごとにソフトを作る必要がある
ソフト開発会社も、たくさんの人にソフトを買ってもらい遊んでもらいたいと考えています。そのためには、ひとつのゲーム機だけでソフトを販売するのではなく、色々なゲーム機向けにソフトを販売する必要があります。
ただし、ゲーム機ごとに使用するプログラミング言語や画面のサイズなどが異なるので、ゲーム機に合わせてソフトを開発する必要があります。下図のように、6種類のゲーム機でソフトを販売しようとすると、6種類のソフトを開発・販売することになります。
例:PC(Unity + C# や Unreal Engine + C++)、Android アプリ(Kotlin、Java)、iOS アプリ(Swift や Objective – C)
Unity を学ぶ理由
マルチプラットフォーム対応
Unity の最大の魅力はマルチプラットフォームに対応していることだと思います。作品を1度作ってしまえば、あとはどのゲーム機向けにソフトを販売するか選ぶだけです。Unity だけ習得すればいいので、プログラマーにとってもメリットがあります。
C# を学ぶ理由
本格的なゲームを作ることができる
Unity はゲーム開発に必要な機能を備えたゲームエンジンです。重力や摩擦などの物理エンジンを搭載していたり、ノンプログラミングでゲームを開発したりできるなど、初心者にも扱いやすい特徴があります。
Unity 単体でもゲームを開発することはできます。ただし、Unity 単体だと簡単なゲームしか作ることができません。そこで、C# というプログラミング言語を使って、本格的なゲームを作ることになります。