コンテンツへスキップ

子どものプログラミング教育、はじめの一歩「スクラッチ」とは?

最終更新日:2024年3月3日

スクラッチ(Scratch)とは?

スクラッチとは、マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディアラボが開発した、子ども向けのビジュアルプログラミング言語です。

ビジュアルプログラミング言語とは

ビジュアルプログラミング言語とは、グラフィカルな要素を使ってプログラムを表現する言語のことです。ビジュアルプログラミング言語では、テキストではなく画像やアイコンなどを使ってプログラムの構造や動作を示します。ビジュアルプログラミング言語の一つがスクラッチです。

スクラッチでは、ブロックと呼ばれるパズルのようなパーツを組み合わせてプログラムを作ります。ブロックは色や形で区別されており、それぞれに意味があります。ブロックをつなげることで、プログラムの流れや条件分岐などを表現できます。

スクラッチは、世界中で使われている人気のツール

スクラッチの公式サイトには、200以上の国や地域から投稿された、5000万以上の作品があります。スクラッチは、英語だけでなく、70以上の言語に対応しており、日本語でも使うことができます。スクラッチは、学校や教室だけでなく、家庭や友達との遊びでも楽しむことができます。

スクラッチを使って作られたすごい作品

what-is-scratch1

スクラッチの教育効果

スクラッチとプログラミング教育の関係

スクラッチは、プログラミング教育の入門として最適なツールです。スクラッチでは、難しいコードや構文を覚える必要がありません。ブロックをドラッグアンドドロップするだけで、プログラムを作ることができます。また、スクラッチでは、自分の興味や関心に合わせて、様々なテーマやジャンルの作品を作ることができます。これは、子どもたちのモチベーションや学習意欲を高めることができます。

日本では、小学校のプログラミング教育において、スクラッチが推奨されています。また、米国では、コード・オルグという非営利団体が、スクラッチを使った教材を提供しています。さらに、欧州では、EUコードウィークというイベントで、スクラッチを使ったワークショップが開催されています。

スクラッチと学習効果の関係

スクラッチは、プログラミングだけでなく、他の学習分野にも役立ちます(STEAM教育)。スクラッチでは、以下のような学習効果が期待できます。

  • スクラッチは、数学や理科などによい影響を与えます。スクラッチでは、数値や計算、図形や角度などの数学的な要素を使うことができます。また、重力や摩擦、光や音などの物理的な要素も扱うことができます。これにより、子どもたちは、数学や理科の知識を深めることができます。
  • スクラッチは、国語や社会などの文系教育にも貢献します。スクラッチでは、ストーリーやキャラクター、背景や音楽などの文学的な要素を使うことができます。また、歴史や地理、文化や伝統などの社会的な要素も取り入れることができます。これにより、子どもたちは、国語や社会の知識を広げることができます。
  • スクラッチは、芸術や音楽などの美術教育にも影響します。スクラッチでは、色や形、動きやリズムなどの美術的な要素を使うことができます。また、自分で画像や音声を作ったり、インターネットから素材を探したりすることができます。これにより、子どもたちは、芸術や音楽の感性を養うことができます。

最終更新日:2024年3月3日

広告

最終更新日:2024年3月3日

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA