最終更新日:2024年6月9日
プログラミング教育が注目されている今、小学生にもプログラミングを学ばせたいと考える親御さんは多いでしょう。そして、どのようなプログラミング言語を選ぶべきか、迷っている方もいるかもしれません。この記事では、スクラッチとテキストプログラミングの違いやメリットを比較して、小学生におすすめのプログラミング言語を紹介します。
目次
スクラッチの特徴と利点
スクラッチは、MITメディアラボが開発したビジュアルプログラミング言語です。ブロックを組み合わせてプログラムを作ることができます。スクラッチの特徴と利点は以下の通りです。
- 英語がわからなくてもプログラミングできる
- ブロックの形や色で機能がわかりやすい
- ゲームやアニメーションなど楽しく作れる
- オンラインコミュニティで作品を共有できる
テキストプログラミングの特徴と利点
テキストプログラミングとは、文字や記号で書かれたコードでプログラムを作ることです。Python や Java、C# などの言語が代表的です。テキストプログラミングの特徴と利点は以下の通りです。
- 実用的なアプリやウェブサイトなどが作れる
- 様々な環境やデバイス(Windows やスマホのアプリなど)で動かせる
- 論理的思考や表現力が鍛えられる
- 他の言語への応用がしやすい
プログラミング初心者にとって大事なこと
それではプログラミング初心者が、プログラミングを始めるにあたって大事なことは何でしょうか?私は以下の二つだと考えます。
プログラムの内容を読んで理解できること
プログラムは、コンピュータに指示を与える言語です。その言語を読んで、何をしているのか理解できなければ、自分でプログラムを書くことは難しいです。また、他人の作ったプログラムを参考にしたり、改良したりすることもできません。読解力は、プログラミングの基本です。
自分でプログラミングできること
読解力だけでは、プログラミングは楽しめません。自分でアイデアを出して、それを実現するためにコードを書くことができなければ、プログラミングの醍醐味は味わえません。また、自分で作ったものを他人に見せたり、フィードバックをもらったりすることも重要です。
スクラッチとテキスト、どちらを選ぶ?
では、小学生にはスクラッチとテキストプログラミングのどちらがおすすめでしょうか?私の意見は以下の通りです。
小学生はスクラッチ一択
小学生は、スクラッチを選ぶべきだと思います。なぜなら、スクラッチは英語がわからなくてもプログラミングできるからです。英語は、テキストプログラミングの最大の障壁です。英語がわからないと、コードの意味やエラーの原因が分かりません。
一方で、スクラッチはブロックを組み合わせるだけなので、タイピングの速度や正確さも問題になりません。小学生にとっては、「プログラミング=楽しい」と感じることが最優先です。スクラッチは、その点で最適なプログラミング言語です。
上の表は、朝ですか?という質問に対して、答えが「はい」の場合は「おはよう」、それ以外の場合は「こんにちは」と表示するプログラムです。スクラッチでは日本語で書かれたブロックを使うので小学生にも分かりやすいです。一方でテキスト言語である Python や C# で同じプログラムを書こうとすると英語が必須になります。プログラミングをするために、英語を同時に学ばなければいけないというのは学習スピードが落ちるばかりか、どちらも身に付かない可能性もあるのではないでしょうか。
英語がわかるならテキストプログラミングもあり
ただし、英語がわかる小学生なら、テキストプログラミングに挑戦してみてもいいと思います。テキストプログラミングは、スクラッチよりも難易度が高いですが、その分やりがいや応用範囲も広いです。実際にプロが使っている言語を学ぶことで、プログラミングの世界が広がります。また、テキストプログラミングは、英語力やタイピング力も向上させます。ただし、以下の注意点に気をつけてください。
注意点
- 開発するために、インストールや設定が必要なものが多いです。
- 必要な機能を探すことが大変なことがあります。
- テキストプログラミングは難しいので、挫折しないようにサポートが必要です。
- テキストプログラミングは単調になりやすいので、興味や目標を持って学習することが重要です。
まとめ:自分に合ったプログラミング言語を
この記事では、スクラッチとテキストプログラミングの違いやメリットを比較して、小学生におすすめのプログラミング言語を紹介しました。結論としては、小学生はスクラッチを選ぶべきだと思います。しかし、英語がわかる小学生なら、テキストプログラミングに挑戦してみてもいいと思います。重要なのは、自分に合ったプログラミング言語を見つけて、楽しく学習することです。プログラミングは素晴らしいスキルです。ぜひ、小学生のうちから始めてみてください。
最終更新日:2024年6月9日
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最終更新日:2024年6月9日