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【Unity 3D ボールころころ】② ゲームオブジェクトの色の調整


概要

オブジェクトに色を付けるには、「マテリアル」というファイルを作成し、該当のゲームオブジェクトにアタッチします。マテリアルを使えば色だけでなく、金属のような質感なども表現できます。

STEP1:Materials フォルダを作成する

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左図のように、Assets フォルダに Materials フォルダを作成します。作成方法は以下の通りです。

Assets フォルダを右クリックし、「作成」⇒「フォルダー」と選択します。フォルダの名前を「Materials」に変更します。

STEP2:プレイヤーにマテリアルを適用する

Materials フォルダを右クリックし、「作成」⇒「マテリアル」と選択します。ファイルの名前を「Player」に変更します。作成したものがマテリアル「Player」です。

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作成したマテリアル「Player」を、ヒエラルキー上のゲームオブジェクト「Player」にドラッグアンドドロップします。ゲームオブジェクト「Player」のインスペクターに「Player(Material)」のコンポーネントがあれば OK です。

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STEP3:プレイヤーのマテリアルを調整する

プレイヤーのボールに、好みの色をつけましょう。よく使う設定について紹介します。

ベースマップ

オブジェクトの表面に色を付けます。ベースとなる色です。色相環を使って簡単に色を選ぶことができます。

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Metalic Map(メタリックマップ)

メタリック度を 0 ~ 1 の値で設定します。1 の場合は、銀や銅のように完全にメタリックとなります。0 では、プラスチックや木のように絶縁体となります。汚れた金属や腐食した金属を表現するには、 0 と 1 の間の値を使用します。

0

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0.5

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1

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スムースネス

表面の滑らかさです。値が大きいほど、なめらかでつるつるした表面になります。

0

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0.5

Rolling-Balls2-6b

1

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放出(Emission)

表面が発光しているようにみせます。「放出」にチェックを入れると、「放出マップ」から発光させる色を選択できます。下図は、ベース色「青」に赤色の発光色をつけたものです。HDR ウィンドウの一番下の「強さ」で発光の強さを指定できます。

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STEP4:土台のマテリアルを作成し、色を調整する

マテリアル「Plane」を作成し、ヒエラルキー上にあるゲームオブジェクト「Plane」にドラッグアンドドロップします。インスペクターに「Plane(Material)」が表示されれば OK です。

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土台についても、好みの色を付けていきます。私は「スムースネス」を「1」にして、土台がつるつる滑るようにみせました。

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STEP5:ライトを調整する

ヒエラルキーから「Directional Light」を選択してください。ライトにはいくつか種類がありますが、ディレクショナルライトは太陽光などの効果を表現するのに適しています。位置や色、光の強さなどを調整することができます。私は、「強さ」を「2」にして、ライトの向き(回転)を少し斜めにしてみました。

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次は、プレイヤーがボールを操作できるようにします。