目次
小学生にはスクラッチ(Scratch)がおすすめ!
下記のピンポンゲームは、たった10種類のブロックを組み合わせるだけで作ることができます。
ゲームを作るための簡単5つのステップ
ステップ①:作品のアイデアを考えて、整理する
ステップ②:コスチュームを選択する(描く)
ステップ③:プログラミングする
ステップ④:ゲームクリアとゲームオーバーを作成する
ステップ⑤:バグを修正し、ゲームの難易度を調整する
上達すればこんなゲームが作れるようになります。
遊び方
左矢印キー:左に移動
右矢印キー:右に移動
スペースキー:前に進む
道路からはみ出たり、敵にぶつかると爆発します。
白い車は燃料を補給してくれます。
見つけたら必ず取りましょう。
ブロックの組み合わせ方は無限にあります。それが悩ましくもあり、「楽しさ」でもあります!
小学生からプログラミングを始めたほうがいい理由
プログラミング教育の必修化
2020年度から小学校でプログラミング教育が必修化されました。情報技術が社会のあらゆる面に浸透する中、次世代を担う子どもたちには単にコンピュータを使う能力だけでなく、プログラミング的思考を身につけることが求められています。
1,000 時間の法則
「1,000 時間の法則」とは、ある特定のスキルを習得するためには、おおよそ 1,000 時間の練習が必要であるという考え方です。1,000 時間を日数に換算すると毎日 30 分の練習を続けた場合、およそ 6 年間で達成できます。小学生のうちからコツコツと続けることで、将来プログラミングを習得することができるでしょう。
小学生は「勤勉性を育む」時期
子どもの成長は、心理学者エリクソンが提唱した8つの「発達段階」で説明することができます。小学生は、発達段階でいうと「学童期」に該当します。「学童期」は、学校や社会でさまざまなことを学び、自分の能力や成果を評価されるようになる時期です。この時期に習い事を始めるのはとてもよいことだと言われています。目標に向かって頑張ることの大切さを学び、勤勉性を育むことができるからです。
多様な働き方が可能になる
パソコンを使う仕事は、パソコンとインターネットの環境があれば、世界中のどこにいても従事することができます。また、個人で進める仕事も多いので、就業時間を自由に決定できるフレックス制が導入されている企業が多いです。ワークライフバランスや多様な働き方が重要だと言われている現代社会において、パソコンは必要不可欠なツールといえます。
小学生の正しいプログラミングの始め方
子ども本人がやりたがっているケース
保護者の方のサポートが必要にはなりますが、市販の教材を活用してプログラミングを習得できるかもしれません。スキル別や年齢別におすすめのプログラミング言語があります。お子さまの興味(例:マインクラフト、ロブロックス、など)に合わせてプログラミング言語を選択してもよいと思います。
親が子どもに習わせたいケース
プログラミング教室と一口に言っても、さまざまな種類があります。まずは、教室の種類と特徴についておさえておきましょう。
・(画面で行う)プログラミング教室:プログラミング言語やアプリ開発などを学ぶ。創造性や論理的思考力を養う。
・ロボット・ものづくり系教室:ロボットや電子工作などを作る。実践的で体験型の学習。
・パソコン教室:タイピングやワード、エクセルなどの基本操作を学ぶ。パソコンスキルや情報リテラシーを身につける。
・STEM教育系スクール:科学、技術、工学、数学の分野を統合的に学ぶ。幅広い知識や問題解決力を育む。
上記の中から、お子さまの興味のありそうな教室を探します。無料で体験レッスンが受講できる教室がおすすめです。下記の記事で、体験レッスンで確認したいことなどを整理しています。
プログラミングを始めたら
子どもがプログラミングに興味を示したら、楽しい仕掛けを用意したり、上達しているという達成感を感じられるようにします。次のような方法が効果的です。
プログラミング大会に応募する
全国から応募できる小学生向けのプログラミング大会がたくさんあります。中には高額な賞金や商品が贈呈される大会もあります。全国規模の大会で受賞することは難しいかもしれませんがそれだけやりがいもあります。インターネットで探せば、地元で開催されている大会が見つかるかもしれません。大会に応募するという目標をもって、プログラミングに取り組むことができます。
プログラミングスキルをチェックしてもらう
プログラミングのスキルをきちんと教えてくれる教室がおすすめです。そういった教室では、作品発表会を開催していたり、大会に応募した作品に対して丁寧なフィードバックがあることが多いです。近所にそのような教室がないか探してみましょう。
ドット絵やイラストなどの芸術にも触れる
パソコンに慣れ親しむという観点から、ドット絵やイラストといった芸術に触れることも大事だと思います。パソコンは色々なことができます。そのことを小学生の頃から理解し、体験することは重要です。
楽しみながらタイピングに取り組む
プログラミングを始めたら、ぜひタイピングにも取り組んでもらいたいです。タイピングが上達すると、プログラミングだけでなく、パソコンを使う作業全般(Google 検索なども)のスピードが向上します。ゲーム感覚でできるタイピングソフトがあるので、それらを活用して楽しみながら習得しましょう。
学校の授業も大事
ここまで、これからの社会においてプログラミングはとても重要なスキルになるという話をしてきました。とはいえ、小学校で学ぶ国語や算数、社会のルールや自然の法則、といったこともこれまで通り非常に重要なことです。これらの知識があるからこそ、楽しいゲームが作れるのだと思います。プログラミングだけできればよいのではなく、学校の各教科も大事にしていけるといいですね。