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ウィルス

重要度★★★
よみかたうぃるす
英語表記virus
同義語ウイルス
コンピュータウィルス
コンピュータウイルス
コンピュータウイルス(ウイルス)
教科書
該当箇所
P29(情報Ⅰ / 708 |数研出版)

概要

他のプログラムに自分のコピーを移植することで広まるマルウェア

詳細

コンピュータウィルスの定義

第三者のプログラムやデータべースに対して意図的に何らかの被害を及ぼすように作られたプログラムであり、 次の機能を一つ以上有するもの。

 (1)自己伝染機能
  自らの機能によって他のプログラムに自らをコピーし又はシステム機能を利用して自らを他のシステムにコピーすることにより、 他のシステムに伝染する機能
 (2)潜伏機能
  発病するための特定時刻、一定時間、処理回数等の条件を記憶させて、発病するまで症状を出さない機能
 (3)発病機能
  プログラム、データ等のファイルの破壊を行ったり、設計者の意図しない動作をする等の機能

経済産業省「コンピュータウイルス対策基準

最近では感染と同時に発病するものが多くなってきているようです。それでは次に、ウィルスの種類について説明します。

ウィルスの種類説明
ボットコンピュータを外部から踏み台にして遠隔操作する
ランサムウェアコンピュータやファイルなどを使用不能にする。この制限を解除するために身代金(ランサム)の支払いを要求する。ただし、身代金を支払っても、制限を解除してくれる保証はない。
キーロガーキーボードからの入力を監視して記録する
スパイウェアユーザが気が付かないうちに、ユーザに関する情報などを収集し、第三者に送信する
トロイの木馬有用なプログラムのように見せかけてコンピュータに侵入する不正なプログラム

確認テスト

Q1. IT パスポート 平成25年秋期 問77

コンピュータウイルスに関する次の記述中の a、b に入れる字句の適切な組合せはどれか。

OS やアプリケーションの「a」を突くようなウイルスの感染予防には、ウイルス定義ファイルを最新の状態に保つことや「b」が必要である。

選択肢ab
1脅威OS、アプリケーションにセキュリティパッチをあてること
2脅威ハードディスクの暗号化
3脆弱性OS、アプリケーションにセキュリティパッチをあてること
4脆弱性ハードディスクの暗号化
こたえを見る

 正解は、3 です

脅威は「情報システムに悪い影響を与える要因」、脆弱性は「コンピュータのOSやソフトウェアにおいて、プログラムの不具合や設計上のミスが原因となって発生したサイバーセキュリティ上の欠陥」のことです。脆弱性につけこんで、脅威が攻撃してきます。