目次
概要
レッスン4では、条件分岐について学習します。まずは基本となる if 文について理解を深めましょう。
if 文の基本形は以下の通りです。
if( 条件式 )
{
// 処理 A
}
if 文の処理の流れは下図のようになります。②で条件式を評価し、条件が成立した場合は「③-A」のルートに進みます。成立しなかった場合は「③-B」のルートに進みます。そして、ルート「③-A」に進んだ場合のみ、「処理 A」が実行されることになります。
次に、「if else 文」についてみてみましょう。
if( 条件式 )
{
// 処理 A
}
else
{
// 処理 B
}
「処理 A」が実行される「③-A」のルートは先ほどと同じです。「else 文」を使うと、条件が成立しなかった場合のルート「③-B」の中で「処理 B」を実行することができます。
「if 文」では、「処理 A を実行する」か「実行しない」という2パターンのルートをとります。「if else 文」では、「処理 A を実行する」か「処理 B を実行する」という2パターンをとります。どちらもよく使う構文です。しっかりとマスターしましょう。
手順
STEP1:コンソールアプリを追加し、C# プログラム(ファイル)を追加する
こちらの記事を参考にして、コンソールアプリ(プロジェクト名:Lesson4)と C# プログラム(ファイル名:Lesson4_1)を追加します。
STEP2:プログラムを記述する
Lesson4_1.cs のプログラムを下記のように変更します。
namespace Lesson4
{
public static class Lesson4_1
{
/// <summary>
/// (1). if 文
/// </summary>
public static void Text1()
{
Console.WriteLine("(1). if 文");
int x = 10;
if(x % 2 == 0)
{
Console.WriteLine("{0} は、偶数です。", x);
}
if (x % 2 == 1)
{
Console.WriteLine("{0} は、奇数です。", x);
}
}
/// <summary>
/// (2). if else 文
/// </summary>
public static void Text2()
{
Console.WriteLine("(2). if else 文");
int x = 10;
if (x % 2 == 0)
{
Console.WriteLine("{0} は、偶数です。", x);
}
else
{
Console.WriteLine("{0} は、奇数です。", x);
}
}
}
}
Program.cs のファイルの中身を下記に置き換えます。
namespace Lesson4
{
public class Program
{
public static void Main(string[] args)
{
Lesson4_1.Text1();
Lesson4_1.Text2();
}
}
}
STEP3:動作を確認する
(1) と (2) では、同じ結果を出力しますが、(2) のほうがプログラムの実行が速く、コードも見やすいと思います。整数の場合、偶数か奇数かのどちらかしかないので、if else 文を使う方が適しているのです。状況に応じて if 文と、if else 文を使い分けれるようになりましょう。
次に進む
次は、switch 文を使った多分岐について学びます。